響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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景清
曲名: 景清《かげきよ》
作者: 世阿弥(一説)
季節: 不定
場所: 日向・宮崎
分類: 四番目物・一場
上演時間: 約1時間25分
上演データ: 響の会 第3回研究公演・2部
1996年9月21日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・観世銕之亟(八世)
※ 小書「松門之会釈」
砧
シテ・観世寿夫〔撮影:吉越立雄〕
●あらすじ
文・清水寛二/西村高夫
 源平の戦いも果て、今は源氏の世。平家の猛将悪七平衛景清は、日向国・宮崎に盲目の流され人として老残の年月を送る身の上。
 景清の娘・人丸が供を連れ、宮崎の地にたどり着く。
 荒れ果てた草の庵の内から声がする。盲目の身で独り門を閉じて蟄居し、時の移るも知らぬ身の上を嘆く。その声を聞き、父とも知ろう筈もない人丸は、庵室の内に父・景清の消息を尋ねる。景清は知らぬ風を装い、他所にて尋ねよと答える。父と名乗らぬ景清。子の行末を思えば、盲目の乞食となり果てた姿でいかに親と名乗れよう。
 やがて人丸は里人に父の所在を尋ね、先程の草庵の住人こそが父であると知り、父の仕打ちに涙する。里人は取りなし、景清に対面させるべく計らう。
 里人が景清に声をかけると、景清はいらだち、腹を立てるが、里人に助けられ露命をつなぐ境遇を思い、平家の物語をして慰みをしようと、里人に許しを乞う。
 里人は人丸を父に引き会わせる。娘は父にすがり、さすがの景清も娘を抱きとめる。
 娘の望みに、景清は屋島の合戦で敵の三保谷と兜の錣を引き合った武勇譚を語る。やがて父は娘に亡き後の弔いを頼み、親子は再び別れ行くのであった。

〔'96/9/21 第3回研究公演 パンフレット掲載〕
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