響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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熊坂
曲名: 熊坂《くまさか》
作者: 不詳
季節: 秋(旧暦9月)
場所: 美濃・赤坂
分類: 切能物・二場
上演時間: 約1時間10分
上演データ: 第4回 響の会
1994年5月21日(土)
銕仙会能楽研修所
シテ・西村高夫
 
●あらすじ
文・西村高夫
 都方の僧(ワキ)が美濃の国赤坂の里を通りかかると、一人の僧(前シテ)が現れ、今日はさる人の命日なので弔って欲しいと言う。弔いを済ませるとその僧の庵室に案内されるが、持仏堂には様々な武具が並べられている。事情を尋ねると、この辺りは山賊が多く出没して旅人を襲うので、この武具を持って助けに行くのだと語る、夜も更けてその僧が寝室に入ったかと思うと、姿は消えて庵室もただの草むらになってしまった。通りかかった里人(アイ)からこの場所で命を落とした熊坂の長範という盗賊の話を聞いた都方の僧が読経をしていると、熊坂の長範の霊(後シテ)が現れる。長範は、金商人の三条の吉次信高を襲った時に、一行に加わっていた牛若によって斬られた様子を物語ると、夜明けとともに姿を消す。
 義経伝説を素材とする五番目物。同じ素材を現在能に仕立てた作品に〈烏帽子折〉がある。牛若の盗賊退治は『義経記』などにも見られるが、場所や盗賊の名前が異なり、本曲が何に拠ったのか明らかではない。

〔'94/5/21 第4回 響の会 パンフレット掲載〕
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