響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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 [2008/06/21]第19回 響の会・能〈隅田川〉〈皇帝〉ほか アンケート
 総数34通(うち1通郵送)のアンケート回答を頂戴いたしました。ご協力有難うございました。頂いたご感想は既に出演者は拝読させていただきました。また、頂いたご要望については、響の会あるいは響の会通信編集委員会において検討させて頂きます。(※括弧内は年代、#は無記入の場合です)
初めて能・狂言を見たが、たいへん楽しめた。隅田川、皇帝とも台本(と称するのか不明ですが、セリフうたいの小冊子)を購入して観たが、これがないと面白さが半減してしまっただろうと思われる。各自が買って、舞台を見ればよかったのだろうが、場内のどこか(例えば舞台の下など?ジャマにならない所)に進行に応じてうたいを表示するなどすれば、理解が深まるかなとも思った。邪道ですが・・・ (30代・男性)
西村高夫さんの「隅田川」が私の今日の目標でした。内容もわかり易く関心をもって楽しみにして参りました。とてもシテの面がもの悲しくよかったと思います。何よりも私には高夫さんのお声が亡きお父上の西村肇先生の若い頃のお声とそっくりでした。すでに50年近くもなりますが私は西村先生に新潟県川口町の小学校でお世話になりました。さまざまな思いで感動しながら鑑賞させていただきました。今後もご活躍くださいませ。 (60代・女性)
楽しい会だった。友人達も感動しきりのようでした。隅田川の笛が最高だった。囃子方特に笛方の選考は大事だと思う。 (#・女性)
それぞれ持ち味を生かした演目で久し振りに楽しくみさせていただきました。第1期→第2期→第?期と、ますますの会の発展を遠くから心より願っています。 (#・女性)
皇帝めちゃくちゃ面白いです。能というのは本当に色んな魅力があるんだなあということを実感しながら、ここではじめてみた能の夜討曽我のこととか思いだしながら楽しみました。子供とかにもみせたら皆能を好きになるのでは。 (#・女性)
本日、初めて来ました。後半の皇帝の部分が非常に心に残りました。私は、能楽堂が来るのが初めてですが、今日来て良かったです。また機会があったら来たいと思います。 (10代・男性)
皇帝熱演ぶり感動。 (70代・男性)
隅田川・・・何度も拝見した演目ですが、母の想いが伝わって涙が出そうなほど良かったです。舟中でじっと聞き入る姿も哀しく、また子どもをかかえようとする時の想いがとても伝わってきました。
 寝音曲・・・狂言のおもしろさが全部つめこまれているし、演者の方のかけ合いがとてもよかった。
 お笛がそれぞれの演目に合っていてとても素敵でした。
(#・女性)
「皇帝」ははじめて観ましたがこんなにドキドキしたのは久しぶりです。出演者の方全員、いつもより倍増しでかっこよくみえました。 (#・#)
隅田川とても洗練されている感じでよかったです。水衣の色がきれいでした。 (10代・女性)
隅田川・・・笛が素晴らしかった。地謡が今一合っておらず残念。足を組みかえるのに前のめりになると空気が乱れるように感じられるので控えていただきたい。
皇帝 ・・・豪華で見応えがあった。笛が不安定。
(#・女性)
とても楽しめました。 (40代・女性)
とっても良かった!また来たいと思いました。 (40代・女性)
隅田川ではシテの悲しみがにじみ出ていてすばらしかったです。また「皇帝」は清水先生、長山桂三さん共に気がぴったりと合っていて思わず行きを飲んで見入ってしまいました。 (#・#)
隅田川・・・何度拝見しても良い能だと思います。大切に演じて頂きたいと思います。
皇帝 ・・・久し振りの演能ゆっくりみせていただきました。皆様よく頑張っていられました。この様な舞台を今後も多くの皆様に御覧になって頂きたいと思いました。
(#・#)
隅田川・・・母の悲哀よく伝わりました。
皇帝 ・・・初めて拝見する能でした。ドラマチックで楽しめました。?
(60代・#)
泣きすするような笛の音が隅田川にぴったりで素敵でした。 (#・#)
隅田川がかなり強く演じられていたのに初め違和感がありました。静かな哀しみをたたえた囃子の描いた世界の方がシテの世界より深かった印象は否めませんでした。皇帝は内容的に感情移入?して集中して見る事は難しかったし、途中冗長に感じたりもしました。風流能というのはこういうものかとは思いましたが・・・。地が少し単調に感じられました。 (40代・女性)
皇帝にはショー的要素がたくさんあって面白かった。隅田川はもう少し女性らしさが欲しい。 (40代・女性)
演目がすべて違うタイプの内容だったので色々と楽しめました。 (#・女性)
初めて響の会へと参りました。隅田川の位取の変化で魅せてくれ良かったです。皇帝は前シテはよかったです。囃子が不調でグタグタとなり残念です。 (30代・男性)
初めて能を見た。途中、うたや、笛、太鼓の音があまり心地よすぎて眠くなる場面もあったが内容がおもしろく、全て、楽しく鑑賞することができた。隅田川は子方がかわいかった。狂言も初めて見たが、笑えた。皇帝はとても迫力があって、特に、最後鬼が倒れて、でんぐり返って帰っていったのにはとてもびっくりした。こちらは、はやしもとても激しくおもしろかった。 (20代・#)
大変良かったと思います。隅田川を期待してきましたが、期待どおりで、予想以上に皇帝が素晴らしかったです。又、地謡も大変きれいでした。 (30代・男性)
・<響の会>ははじめてまいりました。<隅田川>遅刻してロビーいてお謡のみ拝聴(ごめんなさい)子方の声が苦しそう。母のかなしみとあわれは伝わりました。ロビーでしみじとしてしまいました(これもなかなか)。和泉流の狂言久し振りに拝見。<寝音曲>面白くて笑いをこらえるのが大変でした。お若い方?がなあるのでおもしろいのでしょうか。<皇帝>の楊貴妃はシテツレがよいと思われ、また、今日の貴妃、美しく映りました(装束?) (30代・女性)
静と動の組み合わせで、とても楽しめました。なかなか日程が合わず初めて響の会に来られましたがこれからは折をみて訪れたいと思います。 (50代・女性)
子どもを求めて狂う、その子の死を知った先に、母親には何が残るのか・・など考えながら観ていました。 (60代・女性)
隅田川 西村さんのハワには品があります。皇帝・・・お話しは面白い、スペクタクルですね。楊貴妃絶世の美女でした。 (#・#)
・☆「隅田川」お声がよく通り、謡も素晴らしかったです。初めの頃”狂った”様子があまり感じられず至って冷静な”狂女”であったように思いました。船頭の語りをジッとうつ向いて聞いてた姿に大きな衝激に凍りついたような、内にこもる思いを感じました。それがその後の感情のウネリの伏線として有機的に作用していったのでしょう。縫箔の白と水衣の色のとり合わせがこの季節に涼し気で結構でした。泣けました。
 ☆ 狂言 万蔵さんを呼んで下さってありがとうございます。
 ☆「皇帝」装束も唐風で囃子も賑やか、登場人物・作り物と盛り沢山で見て聞いて楽しい能でした。明王鏡を正先に置くと見所には鏡の背面が向くので、現実ー非現実の通り道が伝わらない気がします。三役前など見所からも鏡の表面が見える方が良いかとも思いました。珍しい演目を見せていただき面白かったです。前シテ、後シテの対比が鮮やかで演じるご本人も楽しくなさったのではないでしょうか。
(#・#)
なかなか良かったと。皇帝の笛がちょっと・・・。 (#・#)
今回は初めての能鑑賞でしたが、とても新鮮な気分で鑑賞できました。 (#・#)
「皇帝」がとても面白かったです。2日前に梅若研究会の例会で「項羽」をみたばかりだったので、偶然”中国物”が続きました。比較してみても面白かったで。宝生閑さん(玄宗皇帝)が気品があってすてきでした。谷本健吾さんの楊貴妃も美しく二人並んだところはロマンテックな一枚の絵・・・
のようでした。(研能会の「項羽」も中国昔話の絵巻物をみているような感じでしたが)鬼神(長山桂三さん)が鍾鬼 (清水寛二さん)に斬られ仏倒しになったあと前転して揚幕へ入った最後も思わず「すごーい」と声が出てしまいました。この鬼神の”赤”鍾鬼 の”黒”色彩の対比も妙でした。
(#・#)
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