ようやく復活の兆し。
昨日は久し振りに紋付を着た。銕仙会3月例会(六月の響の会のチラシ今日より配布)。私は〈弱法師〉の地謡。お客様と対して謡う緊張感が心地よいが、まだ体力が戻ってない。
結局2週間あまり寝ていた。インフルエンザから原因不明の熱!なんだか分からないが、肝臓の数値が悪いのが発見され、とりあえず2ヶ月の禁酒を言い渡されている。どうも沖縄から、いやもう年末からどうも体が・・・と実は思っていた。
熱が不思議に下がらないので、真剣に沖縄のユタに電話して相談しようと思ったくらい。
怖い夢を見て叫んだりもした。怖い夢の一つは舞台が始まっているのに「足袋がない!紋付が見当たらない!」
今日は庭のノビルを摘んだ。アジサイやバラの後ろあたり。父ちゃんの後ろのはどうする?そこだけ「ほっとくさ!」
早速「ぬた」にする。うまい! ああ、「お酒が・・・」。
ノビルは摘むのはいいのだが(昨日雨が降って地面がやわらかいのを見計らってうまいこと摘めた)、きれいにするのが手間がかかる。はじめ縁先でやっていたのだが(ここでガマの一声を何軒か向こうに聞く)日差しが強く、部屋の中で。バイオリンの竹澤恭子さんのCD(これはピアノは江口玲さん)を聞きながら。どうしてたった二人でこんな音が紡げるのだろう?
おととい代々木上原のMISICASAで竹澤さんとエドアルド・ストラビオリさん(ピアノ,イタリアより)のコンサートを聴く。
Heart to Heartというニューヨークと東京を結んで(臓器)移植を受ける人をサポートする会のチャリティコンサート。
銕仙会の申し合わせのあと、時間があったので響の会のチケットの席番押しをして、ああくたびれたな帰ろうかと思ったけれども、ちょうど帰り道で、行ってよかった。間近で素晴らしい演奏に浸って、元気を貰って帰る。
ご一緒したのは富士高校時代の物理の倉島先生。先生はご自身バイオリンを弾かれる(先日富士高校の同期会の集まりでもご披露された)。しかもお手製のバイオリン。
そういえばその時の集まりで英語の西村先生がドイツ語の歌を歌唱指導されて3部輪唱で何回か謡ったのだが、なんだか熱で寝ているとそれがフト出てくるのだ。「♪ ビィ シェ―ン イスト エス イム フライエン・・・♪ ラ ララ ララララ・・・♪」
高校時代西村先生には二度首根っこをつかまれている。それは・・・、またのお楽しみ。まだこうやって書くのも疲れるのである。
一昨日の銕仙会の総会で私は銕仙会の理事を拝命した。この10年余り組織が変わらなかった。いつも生垣の剪定をしながら思うのであるが、「風通しのいい」組織でありたい銕仙会である。
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