信州の旅から帰る新幹線。
23日土曜日は 信州安曇野薪能〈犀龍小太郎〉。幸い雨はパラパラですんだ。
今回始めて後ツレ白龍王もやらせて頂いたが、この頭の上の大龍の建物の重いこと。申し訳ないが私としては消化不良…。
早笛で出て行って橋掛りで前を向いたら、お客様がなんだか「おお!」という感じ。こちらも「よし!」と一瞬思ったが、面の目から小雨が見える。あら、このことだったかな?
終演後は例によって長峰荘の楽しい長い夜。今回は万蔵氏や小笠原氏等も。
前ツレおばばの役は茂山七五三氏と相棒だし、少し狂言風にしたつもりだったが、見ていた彼らにどうだったか聞いてみればよかった。
翌朝西村氏はその野村車に便乗して帰る。
私は明科駅から篠ノ井線にて長野駅に出る。
姨捨などを通るいい線(スイッチバックも有り)だが、響の会のパンフレットやチラシの校正をやって車窓はチラチラ。もったいない!が、仕方ない。
長野まで太鼓の前川さんと一緒。佐久に行ってみるとか。
長野からバスにて戸隠へ。
早稲田大学観世会の合宿。山道を揺られて50分、宝光社前の「築山館」。蕎麦美味い。あれ前にも来たことあるような。
今年は人数は少ないが、さあ、厳しい稽古。〈井筒〉の謡に3時間とか、ひたすら運びに1時間半とか…。
夜は勉強会有り。秋の会に出す舞囃子の〈淡路〉の曲目研究とか…。今回は何人か能楽クイズを作って来た。採点して、総合一位には賞品を、最下位には罰ゲーム有り。それから和やかな飲み会に。一人二十歳の誕生日にクラッカー、バースデーケーキのサプライズ有り。
二泊三日、心残りだが、もっと厳しくやりたかったが、十分足も痛いし、明日の予定もあるし、何より張り扇も折れてしまったし、一足先に帰る。みんな頑張ってね〜!
そうだ、私が出たのと入れ替わりにオーストラリアでの鉱山研修から蓮太郎が帰っているはずだ。コアラを連れて帰ったかな?
ああ、あのニュージーランドのジェイムズはどうしたろう。
あさっては卒都婆小町の申合せ。
戸隠のそとばこまちはそば粉待ちなりけり。
|