響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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●2008年12月
〔'08/12/30〕晦日の鐘 光が丘への出動 年末の掘出物 【175】

 今日は10時から水道橋にて、来年二月にある幸清会の下申合せ(本番は国立なのだべし!)。私は二番目の〈道成寺〉の鐘引き。会場が違うので鐘は無し。しかし一応鐘後見一同(約一名交通事故にて遅れる)にて、手順を踏む。

 次は〈姨捨〉! 私は後見の一人だが今日は座っていなくてよさそうなので、幕際で聞く!?(シテ野村四郎師・地頭梅若六郎改め玄祥師)。今年最後の曲が〈姨捨〉とは幸いなるかな。

 この水道橋の宝生能楽堂、この前は26日の白洲正子没後10周年追悼公演〈花供養〉(作多田富雄氏・シテ梅若玄祥師)。これは私は本後見。まことに後ろから見て、師匠に稽古をつけていただいているような気がした。年末にありがたいこと。来年は私が多田先生の新作能3番あり。中の息を深く。

 その申合せは25日。終わって久しぶりに神田の本屋へ。本屋さんも行かなくちゃね。つい沖縄関係の本を何冊か。そしてお見舞い兼クリスマスプレゼントの「くまのプーさん」も。今日は申し合わせのあと光が丘へ出動。この前からまた空手娘が原因不明の腹痛で入院している。この前は七転八倒の苦しみよう。それでも、鎮痛剤を「直るからがんばる!」と言って使わずがんばる。どうも筋肉を鍛えすぎたのか?能も同じよ。あるところまで行ったら柔らかく、軟らかく・・・。

 今日はようやく笑顔が出た。さあ笑顔で、年の瀬をおかゆ、うまいね。潤ちゃんよろしく!

 うちの庭にこの前、頂いた深谷ねぎ一箱分を活けるべく、穴を掘っていたら、出るわ出るわ、ミミズが。そしてあれなんか白いものが!と思ったら、山芋ではないか。慎重に掘って、早速摺って頂く。ああ、朝から一杯頂戴したいところ。まあ、何はともあれ、一年間、どうにか過ごしてきました。ありがとうございました。

 今夜も暮れの西の空に一番星と細いきれいな月が・・・。
 かみさんと光が丘からの帰りに相武台前駅のスーパーで若松一対を買って帰る。危ない、一夜飾りになるところ。
 へへ、同じくマグロの剥き身50パーセント・オフ買って帰って、(かみさんは疲れた!と言って(このところ毎日のように通ってるから)ロールケーキ食ってる)「みどもは手酌じゃ!」にて、「今年もお疲れ様でした!」 フム、片付けは出来なったけれどね、新年にやるからね。グッ・ラック!

〔'08/12/14〕昨夜は与那国の「どなん」60度 【174】

 今朝(西の空に満月が白く残る)、那覇空港8:05発ANA120便にて羽田へ。京急にて上大岡、ラーメンを食べて(今回は沖縄そばを食べ損なった)、久良岐能舞台へ。同舞台主催の能と狂言のワークショップ。2時開演、みんなが来るにはまだ早いと思ってきたらもうお狂言方(善竹十郎師一行)がみえている。お弁当はラーメン食べたばっかりだし、みんなが来るのを待って、さて久しぶりに日記を書こうか。

 12月に入っての舞台は、3日国立〈芭蕉〉後見、5日響の会〈玉鬘〉シテ、6日三声会〈松風〉後見、12日銕仙会〈摂待〉ツレ(なんと12人の山伏の中一番の老体!実盛の反対に髪を白く染めてやろうかと思ったくらい)。公演・申合せのほかに公式稽古としては、26日にある新作能〈花供養〉の稽古が2回(一度は作者の多田先生も見える)と、9日の銕仙会の稽古能〈自然居士〉・〈采女〉。他に行事としては11日銕仙会申し合わせのあとに銕仙会総会。そうだ、忙中閑有りと言うのか、4日に国立新美術館へピカソ展をかみさんと見に行ったな。

 一昨日、銕仙会の帰りに新ルート開拓。(色々続いているからということで)12月の銕仙会としては珍しく打ち上げなし。最後に楽屋を出た西村氏・片山清司氏などとビールを一杯と言いかけたのだけれども、かみさんが「腰が痛い」と言っていたし、明日は沖縄へいかせてもらう・・・こともあり(このところ蓮太郎もまたペルーに出かけていて―3千メートルだか4千メートルの所で「山師」!―家に今は二人)、失礼して帰る。水道橋から御茶ノ水へ、千代田線に新御茶ノ水から乗り、一旦大手町で降りて、小田急線直通の青いロマンスカーに。
 家でお銚子(残念ながら1本)。

 昨日は、ANA125便10:05発にて羽田から那覇へ。ジェット気流は時速250kmとか。国立劇場おきなわへ直行。2時開演。

 泄煤@琉球舞踊。
〈かせかけ(かしかけ)〉・〈瓦屋節(からやーぶし)〉・〈花風(はなふう)〉・
〈鳩間節(はとぅまぶし)〉・〈加那よー天川(かなよーあまかー)〉
 部 組踊。
〈真珠道(まだまみち)〉 作 大城立裕  演出・振付・指導 宮城能鳳

 組踊は琉球王朝時代首里城で行われたものだけれど、この〈真珠道〉は芥川賞作家の大城氏の新作。身分の違いに添い遂げられなった女がユタとなり、橋の造営のためにやってきたかつての恋人のために、自ら人柱となる話。泣かせる。息を詰めて去っていく後姿は能と同じ。能鳳先生・大城先生にあとでお会いする。やはり来たら来たで収穫あり。〈沖縄残月記〉の装束にも、今回から具体的に気が行くようになった。さて・・・。

 終わってまた牧志の市場へ。例の三線屋さん。ゆうくんとけいちゃんがいて、「今夜うちで、何人か集まってなべをするのでどうぞ」とのこと。夜は市場の花笠食堂で定食のつもりだったけれども、お言葉に甘える。仕事が終わるのを待っている間に市場の探索。公設市場には、豚君の顔そのままあるし・・・。そのうち「白鵬が来る」という。ああ、大相撲浦添場所だったんだ。おお、でかい!ニコニコ。また二階の工房で三線の修理を見たり(社長が三線でジングルベルを弾いたり)するうち、「朝青龍が来る!」という連絡・・・、しかしなかなか来ない。またぶらぶらしているうち、「お、来た」といううち今度は群集とともにあっという間に左から右へ。写メぶれちゃったよ。

 鍋には計7名。ここでも私がイチの老体。おいしく頂きました。ゆう君は与那国の出身だから、与那国の泡盛。まず「どなん」の60度を一口。燃えるよ!
 それから娘の「潤音(うるね)」ちゃん(誕生記念)ラベルのを頂く。

 さて、上の続き中断して書けずにいて、例によって、ああ、その鍋から(与那覇一家ありがとう!ご馳走になっていろいろ元気をもらいました)また日が経って、実は今日はもう12.21、早や冬至!と相成り、今日は代々木果迢会10周年記念別会。私は浅見慈一君の〈望月〉の地謡だった。なかなか獅子頭が脱げなくてちょっとヒヤッとしたけれど、舞台姿や顔つきが澄んでいてよかったよ。
 ことしの舞台もあとひとつ、26日の新作能〈花供養〉のみとなった。はい、お疲れ様。さて帰りに駅のスーパーで長崎のさばの刺身を仕入れてきたのでちょっとお疲れ様やろうか。昨日はうちで泡盛の古酒だったけれど、今日は日本酒で行きましょうか。

 小春日和が続いている。今夜は風が強い。ビュウ〜! うちの小さなもみじも今夜の内に散ってしまうかな。
 明日は国士舘の最後の授業。仕舞の試験です。みんながんばってね。

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