響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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●2010年08月
〔'10/08/30〕薩摩から沖縄「花の幻」へ
〔'10/08/16〕午前5時気温29℃ お休み二日目あったかい
朝から蝉さん。夜中も鳴いていたような。
昨日、正午の黙祷にも蝉の声。
「65年のその上は原子野に蝉の声も聞こえず…。」
昨日から久しぶりのお休み(ちょうどお盆休み?)で、家で団扇を煽いでいる。
手帳を見るとお休みは5月上旬以来か。今日もグタグタしていよう。
しかし、風ないね。
昨日は朝からかみさんと座間の宗仲寺さんへ。
お念仏「南無阿弥陀仏」と観無量寿経。
かみさんの父上「義男んちゃん」の初盆。本来なら帰省するところを、私のくたびれを考えてくれたのか「行かないよ」。ありがとう。

先週は「キリエ・エレイソン」。長崎市公会堂での「長崎の聖母」。
私は浦上での被爆者の霊(前シテ)となって、被爆の有様を語り、後シテでマリアとなって復活の願いをかなえる約束をする。
グレゴリオ聖歌は初演と同じ純心学園の高校生たち(指揮・松本佳代子先生)。
開演に「キリエ・エレイソン」を丸々。後シテ出現の「出端」の囃子の前に「アヴェ・マリア」。シテの舞の中、仮花道へ行っての「クツロギ」に「キリエ」を短く、エンディングに「サンクトゥス」。
国連の事務総長長崎訪問の時も、翌日9日の原爆慰霊祭でも松本先生の指揮で歌っていましたね。忙しい時に、しかも当日リハーサルで、よく歌っていただきました。ありがとう!
この「長崎の聖母」という能ができたのは、長崎市民Sさんの「清水さん、原爆の慰霊の能ば出来んとやろか?」がきっかけ。
今回の公演は、ご自身は長崎の出身で、先般亡くなられた御主人が広島のご出身というTさんの「もう一度長崎で出来んとやろか?」という思いで実現したもの。それにSさん初め色々な方が応えてくださった。
初演は11月23日(浦上天主堂)で、台本は「秋の版」を用い、秋の演出だったが、それ以降8月九日の上演では「夏の版」を使っている。大きくは変わらないのだが、今回長崎でやって、その季節の違いは重要であることがよくわかった。作者の多田先生も「してみてよきにつくべし!」と言っておいでだったが、今回も何箇所かで言葉の整理や省略なども行い、すっきりとしてきたように思う。あともう少し。
Sさんは終わって「今度は国連本部で!」と言いだした。よし、さあ!
しかし、会場が前日空いていなかったので仕方ないのだが、当日リハーサル(全く全部)を終えて、お弁当を食べる暇もなく、すぐ装束を着て本番というのはきついよね。今度は何か方策を考えよう。
翌日は、平和公園での慰霊祭に西村さんとTさんと出席して(雨!)、私は永井隆記念館に寄り、そのあと大波止からジェットフォイルに乗り五島の福江に、そしてフェリーに乗り継ぎ、奈留島へ。
『長崎の教会群を世界遺産にする会』事務局長の柿森和年さんに迎えられて、阿古木のカクレキリシタンの里へ。小さなお御堂のようなそのお宅に一晩泊めてもらい、いろいろ教わる。海水パンツを貸してもらい、久しぶりに海にも入る。
すばらしい、阿木の天主堂!
しかし、台風4号接近の報に翌日早めに退却。またゆっくり伺います。
福江からの飛行機、予約していた便の前の便は出なかったので心配していたが、無事離陸。しかし揺れて、後ろの席の男の子が「僕、こんなの乗りたくない。揺れたくない!」
台風からはぎりぎりセーフだったが、帰ったら手帳が見当たらない。
あら、どうしたろうと思っていたら、小田急さんから電話あり。敗者復活。
手帳に沖縄のUさんの名刺が入っていて確かめていただいたようだ。ありがとうございました。
Uさんは首里の島寿司さんで知り合った興南高校の野球部の父母会の方。
昨日は午後ラジオで高校野球を聞きながらごろごろしていたが、興南が勝っているなと思いながら、決まった瞬間は寝入っていて知らなかった。おめでとうございます。決勝まで応援しています。
夕方から畳の上を少し片づけて、ようやく畳の上は物が無くなった。この前、沖縄市のキジムナーフェスティバルでもらってきた創作組踊「花の幻」(大城立裕作・幸喜良秀演出 8月28・29日国立劇場おきなわにて)のチラシも出てきたし、その前沖縄に行った時、那覇の桜坂劇場でもらってきた映画「キャタピラー」(若松孝二監督 寺島しのぶ他出演)のチラシも出てきた。両方、見に行きますよ。
暑いので、実はパンツ一丁。
えーっと、考えなくてはならないのは、なんだろう。

* 座間の子供能教室。「土蜘蛛」を、さてどうやろうか。19日に配役を。
* 田中泯さん主催のワークショップ。白州にて20日。「乱拍子」?「序之舞」?
* それから明科の薪能へ。行き帰りどちらか荻原さんのお墓参りができるかな。
* 入来の薪能は「巴」。私は後シテ。長絹を肩あげて、それを脱ぐか?
* 翌日鹿児島から沖縄へ。「花の幻」。Uさんに会えるかな。「沖縄残月記」は。
* 「一角仙人」のお稽古は26日に。子供たちとは31日に。
* ・・・・

風ないね。
考えられない、まずは体力回復。
やっぱり、今日も高校野球でごろごろ・・・。
に記久しくお休みでした。時々書きかけたのだけどそれぞれ半端にしか書けなくて。ちょっと復元しておこうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
7.17
昨日博多で「長崎の聖母」の地謡の稽古をして長崎に廻り、今日は沖縄へ。
7:50発 便。那覇空港からバスで那覇バスセンター経由沖縄市胡屋下車。一旦ホテル「オリンピア」(たっぷりな二食付!)に寄って、キジムナーフェスタチケットセンターへ(チケットは 6で5000円で6作品見れる)。お昼はやはり沖縄そば!今日は「けんさん(県産?)」で大盛すば、500円。
思ったより早く着いたので1時からの作品も見ることができた。

『パレード・パレード 〜ネズミと楽隊〜』  ―演劇―
沖縄市民会館中ホール  13:00開演
作・演出:加藤直
出演:山本光洋/荻窓子/松原佐喜子/渡嘉敷三男/喜舎場梓
「笛吹き男が待ちにやってくる。・・・奇妙奇天烈な行列が今日もパレードして姿を消す。」

『南海のムリか星』  ―歌舞集―
沖縄市民小劇場あしびなー  17:00開演 終演後引き続き開会式
作・演出:三隅治雄
唄:千秋
奏者:上地一成・花城英樹・高宮城実人・玉城和樹
出演者:呉屋かなめ・長嶺朝一郎・徳里隆行・山城亜矢乃、他
「ムリか星のように変わらずにそこにある『人間賛歌』力強く生きる沖縄の人々を描いた作品です。」


開会式の後、出演者参加者一同で商店街をパレード!

7.18
『サーカス・インコングニタス』  ―サーカス―
沖縄市民会館 大ホール   13:00開演
出演:Jamie Adkins 舞台監督:Lionnel Dechamps
「一人サーカス。絶妙のジャグリング、冷や汗やドキドキの綱渡り、あっと驚くハシゴ芸。」


『ダルレの話』  ―演劇+人形劇―
沖縄市民会館 中ホール   15:00開演
韓国の劇団Art Stage,SAN
作・演出:Jo Hyun
出演:Jo Hyun San Ru Ji Yun Ki Tae In Kim Yang Hee
「幸せな家族水入らずの日々に戦争!1950年代の朝鮮戦争が引き起こした悲しみの家族を描いた作品。韓国の伝統的な音楽と舞台セット、さらに人形と人間が一緒に演じるユニークな演技は生き生きとし、観客をくぎ付けにする。感動の無言劇。」


『ラプソディ』  ―パフォーマンス―
特設野外テント       17:00開演
Trickster Teatro
演出:クリスティーナ・ガルビアッティ
出演:クリスティーナ・ガルビアッティ  リーヤ・ルッゲンビュール
「太鼓の音とともに野外舞台を縦横無尽に飛び跳ねる二人の役者は神話かおとぎ話の世界に誘ってくれます。雄大なスイスの風景から生まれたアクロバットパフォーマンス。」


『どんぐりと山猫』  ―音楽朗読―
コリンザ一階    19:00開演
山猫合奏団
原作:宮沢賢治
作曲・ピアノ:白石准
語り:楠定憲  高山正樹
「山猫からある日「裁判」の招待状が届く。喜んで出かける一郎。道中様々な登場人物と出会います。登場人物それぞれに与えられたモチーフが、宮沢賢治の世界に鮮やかな色をつけ。豊かな情景をお届けいたします。」


  9日間、ワークショップや展覧会を入れれば72作品。二日間だけしか参加できなかったが、国際演劇祭の面白さを久しぶりに感じた。おつかれさま。
翌日は佐喜真美術館に寄って帰る。雨。
「ひろしまin Okinawa:Isiuchi Miyako」の展示。
写真家石内都の広島平和記念館で長い間遺品として保管されていた引きちぎられボロボロになった服などを撮った作品展。
立ち尽くす。
あぶなく飛行機に遅れるところだった。
長崎から沖縄へきて、広島に出会う。これからも、私の旅は続くのだろうか。
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