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〔'11/02/08〕トンネルを抜けるとそこはトンネルだった。 |
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西村さんのお弟子さんの会社の創立記念会のため、新潟小千谷に向かっている。
Maxとき309号7号車25番A席。
清水トンネルを抜けると「おお雪国!」だったのだが、すぐまたトンネルなのだ、これが。 本当におれは雪国に居るのか?俺はどこにいるのか?
おお出た。田んぼの雪はふかふかの綿のようだ!
6時起きで出てきたので、眠い。が、なんだか興奮して眠れない。小田急線では幸い座れたのでよく寝ていて、もう少しで代々木上原の折り替えを乗り過ごすところだったのだが。
さて、すでに帰りの新幹線。Maxとき332号1号車自由席7A席。
またトンネル。
今日の小千谷は、『株式会社草野商店百周年感謝の会』於小千谷産業会館サンプラザ(「錦鯉の里」が目の前)。
冒頭に「高砂」の半能。
待謡「高砂や〜」を代表取締役社長の草野信氏が謡われた。地謡は私と草野氏と安藤貴康君。囃子は笛=藤田貴寛・小鼓=幸信吾・大鼓=佃良太郎・太鼓=梶谷秀樹君のメンバー。
草野商会は明治43年、錦鯉用の桶の製造販売で創業。たらいや桶から、風呂桶と範囲を広げ、スキー用具、風呂設備から給湯設備や暖房設備等に業務内容を広げて、100周年! おめでとうございます。
当主・草野信氏は先代時代からの謡歴を持ち(西村氏より長いらしい!)、終わって楽屋でみんなが「上手だね。西村さんにそっくり!」。
終わって小千谷名物へぎそばをたらふく頂いて(おいしい!ごちそうさま!お酒は地酒「長者盛」。是非、何度も!)、この長岡からの新幹線。
本当はこのまま羽田に直行して沖縄に行く予定だったが、楽屋で明日の朝出発に変更した。ちょっとくたびれたね、今日は帰ろう。
昨日は、国際文化会館のシンポジウム『アジアにいきづく、平和の文化〜対立を超え、共に生きる基盤を作る〜』の第一回「能が語る修羅、沖縄、そして平和」。
大変貴重な機会をありがとう!
コーディネーターは足羽與志子さん(一橋大学大学院社会学研究科教授・文化人類学)。
スピーカーに勝方=稲福恵子さん(早稲田大学教授・同大学アジア研究機構「琉球・沖縄研究所」所長)、志田房子さん(琉球舞踊家)、山本東次郎さん(狂言師)、そして私。
実演は第一部で山本東次郎さんの「原爆忌」の間狂言の語り。
第二部で「沖縄残月記」の一部で、出演は志田房子、地謡に西村高夫・谷本健吾、囃子に松田弘之・古賀裕己・柿原弘和の皆さんと私。「舟魂のオンバ」のセリフからシテの登場、語りから一部省略してキリまで。壇上で演奏・唱え・謡だけで上演の予定であったが、決心して動いてみる。
一昨日は、京都造形芸術大学の『邯鄲』。夢の場で狩衣を着て、冠を着る。そして夢が覚めるところで、それを脱ぐ初めての銕之丞師の演出。私と安藤貴康のコンビでその早変わりをやる。はう!
その前の日がその申し合わせ。
その前の日が銕仙会2月定期公演。私は「葛城−大和舞」の後見。これは谷本健吾とのコンビで、作り物を出し、装束を着せる。一体「葛城」という作品は何なのだ! 私はこの葛城という「地」の出身です。大和人、ヤマトンチュ―です。
戦後はもう65年を過ぎ、しかし、まだ65年か。沖縄を日本が「処分」シテ140年か。薩摩侵攻から400年か。大和への大和朝廷侵攻から千何百年か。
今日は、実は、もうすでに2.12土曜日、沖縄県立芸大での集中講義4日目、奏楽堂で、学生5名に「羽衣」、面装束付けて、やってみろ!
そして、それが終わって(みんな頑張った!がね、もう一年授業があるといいね)急いで、日本舞踊の橘先生たちと国立劇場へ。「重要無形文化財保持者公演・琉球舞踊観賞会〜踊い誇らしや琉球舞踊 華の宴〜」を見て、お寿司屋さんの次郎長で、出演などの重要な先生方も出没して、私達も延々の色々な話。素晴らしい出会い、御縁。私も勝手なことを言わせていただく。
明日は残りの授業を、芸大の前の「あしびゅうーなー」で。そして国立劇場おきなわの二日目を拝見して、帰って、明後日の朝に成田に行ってポーランドへ!さて、グッドナイト!
しみかんの徒然に記は定期更新です。
更新日 − 第二・第四日曜日
是非チェックしてみてください! |
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