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〔'11/01/23〕アラカンしみかん 寒中の花盛り |
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朝は寒い。
クロネコ娘(末の娘、元ソフトボール娘)が7時過ぎに出かけていく。
このところ配達の助っ人に廻ることが多く、その時はお握り弁当。
私が海苔焼き係や鮭崩し係、ラップ係り、ペットボトルへの水入れ係りなどに出動。
今日は通常勤務で、昨日青山能のお弁当の残ったのを二つもらって帰ったので、それを一つ持たせる。(一つのおかずは昨夜帰って泡盛「菊之露」の肴にした。ご飯は今日のお昼に食べよう。)
モッコクの下の水仙が満開!
昨日は銕仙会青山能。
T部 狂言「因幡堂」と能「玉鬘」
U部 狂言「内沙汰」と能「頼政」
今年の初回。舞台にはしめ縄。客席の座布団はクリーニングしたてでふっかふか。
まあ内容はおめでたいものではなかったけれど、それぞれの成長はめでたいか。
狂言は野村万蔵家、故先代野村万蔵(耕介)氏の遺児太一郎君が立派に成長した。よく声や姿がオヤジに似ているんだ。そして長年万蔵家で修行していた吉住講君は出身である九州に帰ったとか。またお会いしましょう!
私はまず「玉鬘」の地頭。
私が響の会研究公演でこの「玉鬘」を舞った時には、若松さんに謡っていただいた。
シテによって、また他のメンバーとの兼ね合いによっても違ってくるものだろうが、私の今の力ではなかなか、ああはいかない。まことに、いつかは若松さん風の地謡を謡う機会を得たいものだ。
それから「頼政」では、シテの予定の野村四郎氏が怪我のため、後見の浅見真州さんが代わられ、その代わりに私が後見に。おかげで「頼政」を思い出し、勉強できた。響の会でやった時はまことに余裕なくやっていたなと思う。今度またいつかやってみたい。
帰りに駅から歩きながら思ったのは、今日の頼政は装束付けが比較的スムーズに行ったのだが、それはやはり着けられ手が心得ているからだなということ。まことにありがたい。すっすっと決まっていくのは着手の体から無言のポイント指示があるから。
装束を着ける、あるいは着けられるということが、能を舞うことの身体と密接な関係があるということ。どんなものをどう着るかがその身体に備わっていなければ、いい能は舞えない。能の修行にはその能力を習得していく過程も含んでいる。
一昨日は、「ああ、今日も怒鳴ってしまった!」
早稲田の学生の臨時の稽古。
「飛んで火に入る夏の虫」或いは「やぶへび」とはこのことだ。
年末の25日に大隈講堂で自主公演をして、その時出した仕舞を、それぞれ次のものに替えるのかと思って行ったら、その時のものをやって、しかも間違えた! ものだから「なんだそれは!」となって、またもう一度やり直し! になってしまったよ。
一度舞台に出したものは、すぐにいろいろ反省して、舞台の成果としてきちんと引出しにしまっておきなさい。次にはその時以上に舞えるように!
まあ、一応言っておかなくてはいけないからね。
自分のことはどうかと言われると困るのだけれどね。
この前、誕生日が過ぎた。(20)11年の1月11日。満○○才。
その日、朝から稽古があったりして、自分の誕生日だということを忘れていた。午後移動の車の中で、ふと思い出した。ああ、もう自分の誕生日も忘れるようになってしまったのか。しかし還暦間近と言えばもっと貫禄がなくてはね。
誕生日その日ではないが、いいプレゼントをもらった。
今年、私の住んでいる座間市が市制40周年を迎えるについての記念事業の一環として、新作能「長崎の聖母」の上演が決まったのである。(座間市は米軍や自衛隊の基地を持ちながら、非核宣言都市として長年原水爆禁止運動にも熱心。)
8月5日(金)夜、座間市文化会館ハーモニーホール大ホールにて。
曲中のグレゴリオ聖歌は市民参加にて行う予定。
昨年の長崎市公会堂に引き続いて、この「長崎の聖母」を上演できることはまことにありがたいこと。たぶんよい公演になると思います。早速にスタッフ、出演者に声を掛けています。よろしくお願いいたします。
そして、市長の行動力やそれを受けた市役所の方々の対応の速さ、座間市もやるねと思っている。遠藤三紀夫市長は早稲田のグリークラブの出身と聞いているので、市長さんにも歌っていただこうか。
それから、これも昨年に引き続いて、座間市相武台東小学校での6年生の授業で能の紹介をすることも決まった。
2月が沖縄での集中講義やポーランド公演(なんとショパンの能。明日稽古あり)などがあり日程が取れないので、急遽今週の木曜日27日に。体育館で寒いけれども、給食を一緒に食べてから、一緒に暴れましょう!
※お知らせ
今月からしみかんの徒然に記は定期更新になります。
更新日−第二・第四日曜日
是非チェックしてみてください! |
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