響の会〔清水寛二・西村高夫〕
HOME
お知らせ 公演のご案内 チケット予約 響の会の集い 響の会通信 CLUB HIBIKI 響の会について 同人紹介 お問い合わせ
  |CLUB HIBIKI トップ曲目解説集演者の横顔寄稿フォト・アルバムしみかん日記西村"写々丸"日記壁紙ダウンロード
  |青山グルメぐり青山グルメマップ水道橋グルメマップ相互リンク能と狂言のリンク響の会メール通信
銕仙会
曲目解説集
能と狂言のリンク
公演アーカイブ
公演会場のご案内
青山グルメマップ
水道橋グルメマップ
清水寛二 出演情報
西村高夫 出演情報
サイトマップ
響の会メール通信
演者の横顔
青山グルメぐり
しみかん日記
西村"写々丸"日記
Powered by Google
WEB全体  響の会サイト内
しみかん日記 清水寛二
能楽師 清水寛二 お便りの宛先 出演情報
←前月分へ最新のしみかん日記へ「しみかん日記」アーカイブへ次月分へ→
●2008年01月
〔08/01/23〕ああ ふったる雪かな 【146】

 「もう雪が積もってたりして」と、朝、障子を開けてみれば「ああ ふったる雪かな!」
きっとすぐ止むだろうなどと言っていたがなかなか止まない。
 狂言の〈木六駄〉ならば「降るわ降るわ、また真っ黒になって降るわ。」と言うところ。

 庭の雪を眺めながら、〈鉢木〉を謡う。「ああ ふったる雪かな」。前シテの第一声。響の会での若松さんが幕を出てのこの場面、頭の中の映像にくっきり。
 シテの佐野さんちの鉢木(盆栽)は梅・桜・松、うちには梅の庭木のみ。

 「飢えに疲れて死なん命」のところでかあちゃんに電話。もう二十年にもなるか前に住んでいた代々木八幡時代のお友達かららしい。

 マヤちゃんといううちの子供と同じ名前の女の子あり。血液の病気でその頃亡くなった。たまたま私の血液が適応して輸血をした。それは先代の銕之丞先生達と熊野詣でに行った時(近鉄八木駅前から本宮行きのバスに乗って)で、私は幹事役だったが電話で呼び返され、どこだったか途中から一人急いで東京へ帰った。そう、まだ本宮に着く前のどこか温泉からタクシーで新宮まで出て帰ったんだ。気はあせったけれど遠かった。

 これは長電話になるぞと、多田先生あての今年8月9日に九州にて〈長崎の聖母〉の上演依頼ありとのメールを打ちに、謡は中断。もう今年は古典をしっかり地道にという方針だが、こういう仕事は「ハイハイ」! 詳細はおって。

 さて再開。後シテ鎌倉に上って執権最明寺殿の御前にて安堵の御行書「加賀に梅田、越中に桜井、上野に松井田。」のところでフト不覚の涙。
 先代銕之丞師の映像。順之師、現銕之丞師、片山九郎衛門師、故鵜澤雅大先輩・・・。先達の〈鉢木〉。なんだかやりたくなってきた。やはり西村さんにおツレをお願いするか。

 そういえば鉢木の作り物、僕たちが内弟子の頃、昔の銕仙会の橋掛かりの裏の上の物置に、なんだかガラクタ類と埃にまみれて置いてあって西村さんと二人でそこの大掃除した時に発見したんだった。

 午後西村さんと延び延びになっている今年の響の会の色々を決める会議をやろうと言っていたのだけれど、フウフウうどんを食べていたら、西村さんからメールが来て「雪に・・・」。ではまた明日。

 明日は〈求塚〉の申し合せ。では〈求塚〉も謡おう。「まだ初春の若菜には、さのみに雪は如何ならん。」

 雪も止んできたか。梅干「鶯宿梅」の宅急便あり。
 おっと銀行のお稽古に遅刻する。さて急ごう。

〔08/01/14〕大山山頂に雪 奥丹沢はもっと雪 【145】

6:30 成人式の着付け(相模大野まで)にソフト娘出かける(昨日夕方帰って来たが、新宿駅で遭遇。相武台前駅前の写真館にて年末に撮った振袖姿の写真を選ぶ)。
8:30 空手娘より私の誕生日祝いのドイツビール届く(ワンワンワンの11日生まれ。今年でヤンキースの松井君。学生などに年を聞かれたら35歳と答えている)。
8:45 ソフト娘の荷物持ち係りにかみさん出発。入れ替わりに朝帰りの鉱物青年帰宅。
赤飯にて一緒に朝食。彼はすぐ睡眠へ。私は新聞(トイレで新聞が朝の儀式)。
10:00 駅まで自転車(我が家の自家用車)で来いと呼び出しを受ける(座間市の成人式は駅から座間中学の前を通ってすぐのハーモニーホールにて。家は座間中の前を右に曲がってすぐ)。
14:00 一旦帰っていたソフト娘、母校の厚木商業高校へ出かける。(グラウンドで後輩たちが祝ってくれる。全国優勝の仲間集合。かみさん付き添い。新聞の天気予報では晴れのはずだが曇って寒い。まあ雨や雪降らず良かった。)
15:00 起きてきた鉱物青年、お茶飲んで出かける。
私はちょっと庭をチョキチョキ。(まだ菊が咲いている。くすんだのを取る。水仙がずいぶん咲いた。フキノトウも出ている。この前から少しずつやっているサカキの剪定、まあまあになってきたか。)
「沖縄戦新聞」(琉球新報発行)読む(第一号は「サイパン陥落」、二号は「対馬丸撃沈」・・・。今度の沖縄行きは2月、できればもう一度読谷の壕に行って来たい。そういえば、映画の「ひめゆり」がキネマ旬報の昨年度文化映画の一位になっているね)。
17:30 ソフト娘たち帰宅。髪形や帯の結びようを研究。
18:00 近くの「大菊」さんへ。今日はお銚子二本に鴨セイロ。ソフト娘は勝つ!ドン(おかみさんが「あの赤ちゃんが成人式!」)。

  今日は梅若研能会を拝見に伺うつもりだったが、疲れと寒さを考慮してひっそり。暮れからまずそんな具合(なかなかこの日記も時間・書くことあっても書けなかった)。まだ本当の元気は出ていないが、正月から晴れた日が多くて助かった(灯油も、陽のあるうちはストーブを焚かずにいられたので良かった。そういう時は日向ぼっこ)。今日は石油ファンヒーター、18℃の設定に15℃にしかならない。

 昨日は、富士高校(入学して約40年か)の同期会のホームページの取材に幹事の方々に誘われて、当時の岡本教頭先生(都立国立高校や攻玉社高校校長を歴任。元東京都高校野球連盟会長。)に荻窪でお会いする。89歳。あと3ヶ月で90歳。お一人で石神井からバスで。2時間の予定が3時間半。当時、私は生徒会長であちらは「学校管理体制!」。しかし先生、お元気でしかも丸くなってるし、突っ込みは効かず・・・。どうぞお元気で、又お会いしまして。
 先生は偶然にも、この前亡くなった寺山旦中先生の筆禅会にも参学されている。
 一日に自彊術体操を10分、後ろ歩き1000歩10分、階段17段を10回上り下り10分、ジョギング40〜50分! 咀嚼一口30回! 書の稽古の半紙の山が身長を越し・・・。「君もこれからだから・・・。」

 一昨日は銕仙会の初会(〈翁〉、〈羽衣〉(シテ・西村氏)、〈正尊〉)。今年は(喪中のため)例年の謡初がなかったので、ようやく一年が始まった感じがする。私は全部に出たので、やっぱりくたびれたかな。
〈翁〉 後見に出ていて、感動する。嬉しい。
〈羽衣〉は地謡、地頭の野村四郎氏の左で懸命に謡う。嬉しい。
彩色の小書で普通ならば白い舞衣だが後に〈正尊〉の白姿あり、赤い舞衣に。
〈正尊〉ツレの物着に出てちょっと反省点。集中を!
打ち上げは新年会をかねて、神田の「揚子江」にて。論議あり。継続審議なり。

 正月から今年前半に舞う〈野守〉〈歌占〉〈皇帝〉を謡ったり考えたり、また型付けを写させて頂いたりしているが、共通点あり。『鏡』!
 昨年の〈昭君〉よりの因縁。「真如」の世界を映したいもの。
(そう一昨日、明野薪能は4月5日、〈賀茂〉に決定。)

 今年の望み
・ 言葉を生かした地謡を!
・ 深い世界を持ったシテを!
・ 明るく響きあう交流を!
・ 沖縄やアメリカ公演の足場を!
・ 時代劇に役者で登場、チャンバラを!?
・ 温泉三昧!?
・ 「家庭画報」で毎号装束姿のグラビア!?
・ 雑誌の「サライ」では歌舞伎の特集。「能」は無いのうかい!

明日からはお蔵の調査。マル秘ですぞ!
なんだか「!」の連発は空元気だね。
ささ漸く、門松はずそう。陽も伸びていくだろう、そろそろ動こう。
では、風呂入ってドイツビールを一杯いただきまーす。寒中お見舞い申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。

←前のページに戻る このページのトップへ↑
サイトマップ著作権について免責事項プライバシーポリシー