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〔'08/05/06〕連休終わりのドカンとホホ緩み |
【157】 |
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*今日 最高の五月晴れの大安
長女空手娘の入院と私の発熱体調不良で延引されていたジュンちゃんのご両親との対面がようやく叶う。和光市の二人の新居(空手の胴着を洗うため最新の素晴らしい洗濯機が導入されている)にて。二月の予定がずいぶんお待たせしました。また今日もお待たせしました。ご両親は勝浦から車にて早々と9時半ごろ到着。うちは11時半ごろか。挨拶のあとは近くのお寿司屋さんにて昼食会。なごやか。どうぞよろしくお願いいたします。
一緒に来た次女マンドラ娘は帰り、池袋で別れて大阪へ帰る。
家に帰ったら、かみさんが「いつものかばんと違うので鍵がない!」
私たちが出かけてから長男鉱物青年が鍵かけて出たんだ。幸い青年は町田近辺にいたので帰ってきてもらう。近くの「翠園」にて五目ヤキソバと海老つゆそばを食べて待つ。すいませんな、連休最終日のせっかくのところ。
鉱物青年、石っ子蓮さんは3日から群馬へ(向こうの友人と)、リュック(ハンマーなんかが入ってるから実に重い)を担いで鉱物採集に出かけて、昨日帰ってきた。獲物は「柘榴石」!
今、これを書いていたら、京都の能楽師の仲間たちからTEL。にぎやかに飲んでいる様子。「この近くにいるという情報」とのこと。ああ今日は〈薔薇の名〉の地謡のお稽古が京都の大江能楽堂であったのだが、私はその予定が入っていたので欠席したのです。すんませんな、せっかく声かけてくれたのに、また誘って下さい。
*昨日 ああ、ドカンと「やってしまった!」
研能会の加藤君の〈安宅〉。地頭を承って…。肝心の謡どころ、クリ・サシ・クセ、そのサシの地の出始め「今に知られて身の上に」をなんと「今こそ思い白雪の・・・」と謡いだしてしまったのだ。これは〈隅田川〉のシテの一節。一瞬、二瞬、三瞬の間有り。何とかモショモショ言い始めて次につなぐ。うううう、ワン!クセは何とか持ち直して精一杯謡ったつもりだが、終わって切戸に退いて皆に「失礼いたしました!」
反省、謹慎、蟄居閉門の身なれば、帰って、冷蔵庫のビールの冬眠解除を許す。
ショウブ湯に入って出かけたソフト娘(下落合から空手娘が住んでいた要町のアパートに越したが、3日から帰ってきていた)はヒットを優勝候補の日体大(ピッチャーは実は高校の同期の仲間)から打ったらしい。なんと4連勝。よし!
*一昨日 殿トカとの遭遇
家にて一日休養日。かみさんはこのところ一番下のソフト娘の応援に。どうもかみさんが早稲田の応援歌「紺碧の空」を応援席で大きな声を出して歌っているらしい。
昼飯はマンドラ娘とヤキソバ。
紅葉の葉を少しチョキチョキ。生垣の下から覗いているドクダミやミントも抜いて風通しを良くする。
紅葉のてっぺんにいたチビトカの撮ろうと思うがすぐ隠れる。水道のところの写真にてご勘弁を。トノも何日か前にお目見えした。また今年もよろしく。
*憲法記念日 またガミガミ。
夕方から青山にて、今度の清門会での能〈蝉丸〉と〈誓願寺〉のお稽古。後期高齢者という言い方が最近あるそうな。なかなかこの二人はお元気ですぞ。私がどなったり厳しく言っても、めげずに頑張る。今日は装束もつけたし、2時間の予定が4時間近く。まあもう少し、きちんと仕上げを。終わって食事を頂く。ご馳走様でした。こうした稽古のおかげで一曲一曲の、そして能全般の演技・演出についてだんだん定まった考え方が出来てくる。ご馳走様です。
青ロマンには間に合わず。急行立って帰る。
*2日 荻原達子さんの一周忌
信州岡谷での法事は先月末にあったが、私は残念ながら欠席させていただいた。去年、その日は何が起こったのか分からぬまま家を飛び出して、八王子の病院から車で穂高の山荘に向かった荻原さんの遺体を追って、松本行きの特急の込んだ車内に、銕仙会の藤岡さんと初対面の荻原さんのお姉さん妹さんと4人で立っていた。そして「帰來荘」での4人での通夜。薪をくべながら、じっと荻原さんを見ていた。
なんだかまだ、荻原さんは只どこかに旅をなさっているような気がしてならない。僕も昨日の朝の夢の中では中央線に乗って…、あれは甲府辺りだったろうか。
午後から一日青山稽古日。青ロマンにて帰る。またギリギリ、地下鉄の階段走る。
帰ったら大阪のマンドラ娘がいる!(ギター・マンドリンクラブで最近はマンドリンの少し大型のマンドラという楽器をやっている。)
《実は・・・》昨日から山形へ行くと聞いていたので昨夜「旅はどうだい?」とメールを送ったら、体調不良により大阪駅で病院へ行き、旅行をキャンセルして色々検査をしたとのことで、今朝の始発でかみさんが様子を見に行った。夕方「おうちについた。」とのメールを貰って、それは大阪のアパートかと思っていたら、なんだ「うち」だったんだ。幸い風邪だったようで、しかし貧血を改善するように言われたらしい。食べるものを食べていたんだろうか。これも空手娘と一緒で、頑張るタイプだからね。ポパイ丼でいこう。
* メイデイ デモによる渋滞に注意
午後〈薔薇の名〉の稽古。国立の二階にて。本番は京都造形の春秋座、花道を使うとのことで舞台を90度回してワキ正を正面と考えてやってみる。実際は倍くらい横幅あるらしいが。後見は何も具体的な仕事がないようで、なかなかこれも大変。さあ。
そこから観世能楽堂での〈安宅〉の申し合わせにタクシーで向かうが、交通規制の明治通りを超えるに時間かかり、3時始めに3時到着。遺憾なり。もっと早く出るべきであった。地謡、遺憾な点有り。改善を。
あと早稲田の学生の稽古。家を出るときは家のカレンダーに書いてなかったので、申し合わせで終わりのつもりだったが、手帳に書いてあったので良かった。
一名新入生と対面。長崎県出身の川口君。よろしく。今日は3年生の謡〈桜川〉と2年生の謡〈吉野天人〉中心。約3時間。清門会の初っ端は3年生の仕舞〈淡路〉から。日本の国土を作る話。地謡二人だけど、よろしく力強く。
家のカレンダー、私の予定を書き込んでいるのは檜書店のもの。今月は青い〈杜若〉。
《実は・・・》これは私の去年の銕仙会での舞台写真。この青い長絹は先代銕之丞先生がよく使われたもの。よく見ると肩に力が入っているようであるが、それは長絹を引っ張っているせいのようでもある? しかし、長絹の中の左手が硬いね。ウ〜ン、まだだねえ。
もう一つ掛けてあるのは沖縄の佐藤太圭子先生の舞台写真のカレンダー。今月は「花風(はなふう)」。かみさん曰く「余分な力が入ってないね。」 素敵です。
* 先月晦日 2足じゃなくて3足か
朝、小田幸子さんと青山で〈皇帝〉の研究会。詞章を読む。小田さんの色々な資料からの抜書き等のカードを拝見。演出についてのいくつかのポイントを確認。今度の響の会の集いに出席していただく。
午後、清門会のお能の稽古。まだもう少し。私の言ったように。
夜、銕仙会の連続講座この春の第一回(このシリーズは〈朝長〉を中心に、囃子の事を)。私は〈通盛〉の仕舞。最初立って、「討ち死にせんと待つところに」のところで観世流の型付けにあるように二足、前に詰めたが、あとで山本順之師より三足詰めるとよいとの指摘有り。ああ、そうだった。(開演前に合わせた時にはその指摘はなかったのだよ)。この仕舞は舞うのは初めてで、人に教えたこともない。研究不足であった。失礼しました。
終わってのアンケートに、「囃子の事」と書いてあるのに、曲の解説や仕舞の時間ばかりで囃子の事に触れるのが少ないのは遺憾との意見いくつも有り。これはやはり担当者がきちんとお客様に対応しなければならないこと。
楽屋で一足500円台の足袋が有るという話題。私はいつも伊勢屋の足袋をはいている。この前10足送ってもらった。一足は3900円。ウ〜ン、伊勢屋さん頑張って。
* みどりの日 久し振りの隅田川
泉泰孝氏と雅一郎氏の会が蔵前の神谷舞台にて有り。新宿西口よりこちら回りは初めての都営大江戸線で行く。厩橋のたもと。マンション10階にあるこの舞台は神谷バーとは同じオーナーとか。地謡を歌いながら隅田川を行きかう船が見える。皆さんお元気。終わって一階にある料理屋さんにて打上げ。残念ながらまだ私はアルコール解禁せず、皆さんお酌に来てくださるのに申し訳ない。
次の機会にまたよろしく。
* 28日 今年初めての国士舘
今年初めての授業。4時限目と5時限目。今年は4名づつ(欠席有り)。この人数なら名前も覚えられるし、順調に行きそう。よろしく。初めて国士舘に来た年はベトナムからの女子留学生一人の授業が何回もあった(今年は中国からの留学生一人あり、よく出来そう)。なかなか発音も難しそうだったが、彼女はよく頑張った。私もその年から自分の声を変えようとして、声を壊してなかなか出ない声で頑張っていたね。今年も〈羽衣〉。
《実は・・・》昨日ソフト娘の早稲田は春季リーグ戦第一戦、国士舘に勝たせて貰っています。
* 頬緩み しっかり褌締めて
年の初めにはこの連休は加藤氏の会だけの予定だったのだけれど、結果は結構忙しい連休(お休みではないね!)であった。しかし昨日から、例のドカン!のせいか、必死に謡ったせいか、腹が減るのは健康が戻ってきたせいなのか。今日は昼におすし屋さんで天麩羅まで食べて、帰りの池袋駅で3時半頃カレーを食べ、そして夜の中華だ。これは元気になりそうだ。4月の一山もこの連休まで入れて一区切りか。ありがたや。またこの5月中盤からの大きな山、ニコニコと越えようね。《実は・・・》なんだか昨日の夜から頬が緩んでる気がする。
かみさんが近くのお茶の先生についてお茶を習い始めると言っているが、なかなか色々有って先送りになっている。昨日先生宅から白雲木の立派な枝を貰ってきた。玄関に活けて、愉快な仲間たちが木陰を楽しんでいる。
さて明日もまた清門会の能のお稽古と銀行さんのお稽古。厳しいことは楽しいことだ、まったく。 |
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