響の会〔清水寛二・西村高夫〕
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●2011年05月
〔'11/05/03〕柿若葉 泳げコイボリ 柏餅
〔'11/05/08〕琉染さんの出会い・島寿司さんの宴
〔'11/05/23〕朝の法華経 芹三つ葉
〔'11/05/14〕いずれがアヤメかカキツバタ
JAL927便羽田発20:00沖縄行きに乗っている。席は5K。今日は国立での「東岸居士」を終えて遅い便に乗っている。

*本当は先週この「・・・に記」は更新予定だったが、草加のおじさんが亡くなって、書いていたものを整理できずに、「無断欠勤」状態だった。申し訳ありません。この場を借りてお詫び申し上げます。五月に入っての二日分、最後まで書ききれてない途中のままだけど、それも一緒に載せてもらいます。悪しからず。*

昨日の「杜若」、今日の「東岸居士」と、隣の西村さんの援護をもらいながらの二日続きの地頭。ようやく任務を終えてホッとしている。

昨日は銕仙会の5月例会、シテは谷本健吾君。今日は国立能楽堂の主催公演、シテは山本順之師。後輩の若手と大先輩である師匠とシテは違っても、この「大きな責任を負って地謡を謡わせていただく」ということはまったく光栄なこと。
地謡座の中央に座ってようやくビビらなくなった感じもするが、「ああ、最初に地謡を謡ってから幾年が過ぎたろう、よく育てていただいたな、自分でもよくやってきたな」と、思いながら客席、そして舞台を「呼吸」する。

早稲田に入って初めて山本順之先生に仕舞や謡を教わるようになって、ちょうど40年か。ようやく恩返しの時が。時間がかかったし、まだまだだし、申し訳ありません。しかし嬉しいです。今年後半順之先生の隣で地謡を謡わせていただく機会も何回かありそうで、よろしくお願いいたします。

この二つの申合せが同じ日で、午前中銕仙会の申合せ、そして理事会を挟んで国立の申合せで、言い訳はしてはいけないのだが、実は「東岸居士」はうまくいかなかった。おシテに申し訳なかった。昨日の「杜若」が終わって、「東岸居士」に集中し直し。今日はどうにかいったとは思うが、本当はもっと余裕をもって謡えば、しゃれた曲として見ていただけるのだろうけれど、次回乞うご期待!

今週を振り返れば
10日

山本則秀君の結婚披露宴出席の予定が草加での葬儀に出席。

則秀君、機会を作ってお二人と(鶴川あたりでいいですか?)一献や りたいです。

夕方から座間市での「長崎の聖母」、一般募集の聖歌隊結成式。皆さん清純な乙女だった時代あり。昨年のDVDをお見せして説明。指揮の山岸陽子先生(座間市演奏家連盟会長)がこれから指導。グレゴリオ聖歌というものは「生半可なことでは歌ってはいけない!」ものなんですよと。

11日 阿佐ヶ谷でのチャリティ能。雨のため杉並第一小学校体育館にて。
富士高の同期の友人も来てくれた。
もともとは神社の能楽殿での予定だったが、むしろ体育館が良かった かも。被災地での避難場所でやっているような、そこにつながってい るような緊張感。はじめの仕舞「融」に出ようとして、あれ二句目は 何だっけ? 冷や汗。能は小早川修君の「羽衣」。私はこれも地頭。こ の前、加藤真悟君の「道成寺」の付祝言での「猩々」も「祈り」のよ うな気がしたけれど、この羽衣も「祈り」・「鎮魂」のような気を感 じて謡っていたような。昨日の「杜若」もそう。能のそんな力を感じ ながら、自分が、ただの清水寛二が、自力で謡っているのではなく、 「能」が謡わせているようなそんな気がして、それがお客様と共有で きたら本当に幸せだ。

12日 申合せ二つの後、夕方から「座・高円寺」で佐藤信さんと稽古。
6月に中国で西村さんと二人で演じる。セリフも実はあったのだ。途 中で「善知鳥」を私が謡い、西村さんが動く。あ、これはまだマル秘 かな。この日は意外に早く終わり、高円寺で西村さんと一献。

さて明日は、国立劇場おきなわの研究公演「御冠船踊の世界  組踊『忠臣身替 之巻』」へ。首里城内での組踊舞台を再現。期待に胸を膨らませて、7月の「沖縄残月記」の舞台の作り方を考えようと思っている。

さあ、降下かな、揺れてきたね。この辺のところで更新としましょうか。明日の舞台のことはまた報告します。

そう、家の玄関出たところの三寸アヤメさんがきれいに凛とした紫の20以上も花をつけて、「いずれがアヤメかカキツバタ!」

なお、銕仙会の事務所はようやく全範囲が禁煙になりました。


しみかんの徒然に記は定期更新です。
更新日 − 第二・第四日曜日
是非チェックしてみてください!

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